建築学科攻略サイト

凡人が建築学科をスムーズにクリアしようと試みるために作ったサイトです。「攻略したぞ!」という過去形ではなく、「攻略できるかな?」というニュアンスです。
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自分が建築学科出身で、今いろいろと仕事をしている中で、実際の現場を見て思ったこと、感じたことなどを、建築学生時代の経験に絡めて書いております。
よろしくお願いいたします。
 

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2015年07月18日

好き嫌いとか要望とか

こんにちは、最近はどうでしょうか?



僕にとっては非常にどうでもいい(見て見ぬふりをしたいというわけでは無く、あえて今頃気に留める必要が無いという意味)、国立競技場の話題で、建築界隈が大議論をかましています。



日本も物騒になってきましたね。



そんなこんなで、こういうどうしようもない空中議論で盛り上がっているところに水をさすのもあれなのですが、こういう状況をTwitterとかで良く見かけるようになってから、僕としては



「そんなことに夢中になって意味ありそうで意味のない意見を述べている暇があれば、少しは社会勉強でもしたら?」



と、言いたくて仕方がないのです。



こんなのは、何年も前からサインが沢山あって、別に意外なことでも無く、日本の政治家がアホなわけでも無く、建築業界がダメなわけでも無く、過去の日本から、今の日本に、当たり前にこういうところに時代が流れてきただけだと思うのです。



僕みたいなゆとり世代の若僧ですら、2年ほど前にブログに書いているし・・・。



だから、建築業界に限ったことではないけど、今回の競技場の件で、あらかじめこういう世の中になることを見越して準備してきた人は、少しは楽になるというか、生きにくくなることは無いと思いますし、逆に



この件で



「信じられない!どうした日本!?」とか、「どうした建築業界!?」



みたいな感情論の意見しか出せないおバカさんたちは、ちょっと現実社会で生活するのに向いてないから、もし現実世界で生きたいという意志があるのなら、義務教育からやりなおしたほうが良いと思っているのです。



特に国語と社会ね。



今回は、たまたま僕が建築学科出身というだけで、国立競技場の話題メインみたいな感じで記事を書いていますが、別に国立競技場に限ったことでは無く、税金とか、年金とか、社会保障(福祉)とか・・・。



「一度ザハの案になったんだから、ザハでやるべきだ!」


とか


「え、増税!?家計が苦しいんだからやめてくれよ!どうなってんだよ日本!!」


とか


「年金がもらえないとは何事だ!?俺の(私の)年金を返せ!!」


と・・・。




それはあなたの好き嫌いとか、「してほしい・してほしくない」という“想い”であって、僕からすれば、



自分の感想にどれだけ期待してるんですか?



と、言いたくなるわけです。



こういう人が普段どういうメディアを通して世の中を見ているのか分からないんですが、例えばニュースで



「年金はもらえます、財源はこれからOO年持ちます(‘ω’)ノ」



と言っていても、普通に今は過去の財源を今食いつぶしている現実があって、今から期待できる財源は特に無くて、メディア向けに根拠を伝えるための公的資料の試算も、おおもとの根拠がおかしい・・・



って、こういう当たり前の現実が見えれば、



「いやぁ、そうは言っても年金もらえないよね〜」



と、自然に分かると思うんですよ。



で、年金もらえないのは残念だけど、今はとりあえず取られる分だけは強制的に徴収されてるから、帰ってこないていで今後の対策を考えよう。



ってなるわけです。



ザハに関しても、



この計画を実行し、日本の要望を満たすためには、この構造のこの予算が最も合理的で、ザハの案は間違っていない、早くザハの意図に気付けよ!



な〜んて言うのは勝手だし、間違いでも無いと思うけど、実現すべきかどうかは別問題だよねって思うのです。



じゃあ例えば、最近のニュースで都知事が



「東京都の人間から月(だっけ?)1000円の税金を徴収すると60億になるから、数年で財源を確保できる」



みたいなこと言ってたけど、当初の希望予算のだいたい1000億くらいから、1500億足りないとして、工期間に合わせて1年で財源確保しようとすると、税金を1000円じゃなくて月25,000円に上げれば、単純計算して1年で1500億集まるんですね。



それなら、月25,000円特別な税金を徴収すれば良いじゃんって思うんですけど、「ザハの案にすべき!」とか言ってるアトリエ志望者とか、学生とか、大学でアルバイトしているカッコいいデザイナーみたいな人とか、ぎりぎりの生活しているやつから月25,000円徴収すると、多分破産すると思うんですね。



ましてや、東京都とか日本で年間300,000円の増税なんかしたら、何人破産するんだろうって思うのです。



で、問題はこういうあほみたいな増税とか、財源確保の強制徴収が出た時に、



「やれ万歳!かっこいい建築万歳!」



って平気で言ってる痛い人たちが、「自分はこうしたい!」っていうただの個人的願望のためだけに、気持ちよく払えるの?



ってとこで、僕は



「文句ひとつ言わずに払う意志が無いならおとなしく目の前の仕事をしっかりしなさいよ・・・」



と思うのです。



こういう理不尽な現実が起きた時、対応できるような準備しておくってのは、僕の中では当たり前で、逆にことが起きてから



「いやだ!やりたくない!もっとこうしたい!」



と言うわがままなお子様を見ていると、



「こういう機会にぎゃーぎゃーわがままを言わずに、しっかりと期待するのをやめて、今後の人生のために準備したら?



と思います。



もうすぐ消費税増税です。値上げに関しても、嫌らしいのかしたたかなのか知りませんが、家賃とか電気とか消費税とか食べ物とか、生活必需項目ばかり値上がりしています。



で、景気が悪いとか、グローバル化の波とか、わけの分からないこじつけで、残業代が減ったり、給料が減ったり、そもそも雇用が減ったりと、準備してない人にとっては大変な未来がやってきつつあります。



こんなのは、別に社会に目を凝らしていなくても、分かりやーすく数値で見えます。



僕は大学の低学年の時にこういうのが顕著に見えていたので、ゆっくり自分のペースで準備をしてきました。



会社もそうですし、働き方もそうですし、生活の態度もそうです。



で、今のところは思った通りの結果になっていることが多いので、別になにも困っていませんし、文句も無いですし、



「あ〜、なるようになってるな〜」



って思いながら生活しています。



僕は自分の給料に全く興味が無いので、もうかなりの間給与明細とやらを見ていないのですが、こういう記事を書くにあたり、久々に明細を見てみました。



で、多少変動はあるのですが、これが1か月分の給与の明細らしいです。(他の所得を除いた会社の給与だけの明細です)


img1.jpg

※見えにくいので、総支給1,463,128円の税金やらなんやら引かれて手取り115万くらいです。


例えば、



「ザハのアイデアを実現したいという要望に応え、建築学科の学生及び、建築学科出身の労働者の税金を毎月追加で20万円引き上げて徴収します」



という、昔の歴史では一揆になっていたようなとんちんかんな政策が出来たとしても、悲しい感情は置いといて、僕は払おうと思えば払えますし、1か月90万くらい手元に残るし、今1か月に僕が使う金額なんて家賃やらなんやら全部合わせて20万行くか行かないかなので、70万貯金出来るんですね。



けど、何も考えず、何も準備せず、ただ一般的な給与で生活してたような人は多分破産します。



例えば、不景気になって生活必需項目の料金が倍になり、それに10%の消費税がかかったとしても、(20万×2)×1.1=44万です。



これでも、僕は今のところ60万くらい貯金できます。



追加で、年金の財源が枯渇しているので、毎月10万の年金を追加で徴収しますってなっても、僕は今のところぜ〜んぜん困りません。



けど、準備してないような人は、一流企業(らしい)企業に勤めてて、月30万くらいの安定収入があったとしても、毎月10万くらいの赤字になります。



アトリエ系で月20万くらいだと、毎月20万くらい赤字です。



これは大げさな例ですが、こういう世の中がやってきたとき、普通に生活も出来なければ、



「建築の未来がぁ〜」


とか


「美しい建築がぁ〜」


とか


「パブリックスペースの有効活用がぁ〜」



とか言ってられないと思うんですよね。ご飯食べれるか食べれないかの世界ですから。こういう国も、日本からは見えにくいですが、世界を見渡せば現実に存在していますし。



こういうのを分かっている人が何人いるのか知りませんが、とりあえずアホな議論をしていないで、謙虚に仕事をすればいいのになぁと思います。



で、僕も現状で安心したことは無いですし、もう少し頑張って自分の出来ることをいろいろとやっていこうと思っています。



なんとなく愚痴っぽくなりましたが、僕が何年か前に考えた未来像を知りたければ過去の記事を読んでいただければと思いますし、そんなのに興味が無いけど何も分からないみたいな人は、しっかりと義務教育をやり直してください。



そして、出来る限り手を尽くして、建築業界を明るい未来にしていければいいなぁと思いました。



それでは!


posted by makku at 23:11| Comment(0) | 建築業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする