建築学科攻略サイト

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2016年06月22日

就職活動の記事に質問が来たので、返信したら長くなったので記事にしました

こんにちは、



今回は、就職活動についての記事で質問をもらったので、返信をしようと思ったんですが、いつものようにとっても長くなりそうでしたので、記事にしました。



本文はこちら
「大学生の就活お役立ち情報!?」




まず、質問の内容です。




“こんにちは。
いつも記事を楽しく拝見させて頂いております。
現在東京大学建築学科3年に所属しているものです。
現在就活中です。しかし必要ならば院に行くことも考えています。


まず、就職に関して、建築学科に入っときながら、
1自由な時間がもてるホワイトな企業に行きたいという思いが強くなりました。

そして
2福利厚生がきちんとしているところがいい、と。

あとは
3今後なるべくぶっつぶれなさそうな業界若しくはそういう方針をもつ会社がいい、と。


正直1と2を満たす建築学科からの選択肢って一部の不動産くらいなんでしょうか?
(データを集めたいのですが、いまいち集められず意見を聞かせて頂きたいです。)


自分が見た範囲ではなさそうなので、今現在は別の業界に行ってみようかと思っております。
好みとしては、何かしらの開発分野(研究ではなく)に行ってみたいなと思っています。
そしてそのために院進が必要なら、その選択肢もやむを得ないと思っています。しかし学部卒でいけるのに院に進むというのはしたくありません。

実際に、建築学部卒で別の業界の開発に行った例など、ご存知でしょうか?

というよりも、そういった企業側がもとめる力というのはなんなのでしょう。

例えば知識に関しては、さすがに材料力学を少しかじっている程度だとまずいか、とか、しかしそこはOJTでやるのかもしれない、とか

むしろ、よくいうところのPDCAで物事を進められる力や、論理をたてられる力が必要とされるのだろうか、とか

もしよければ、ご意見お聞かせ下さい。よろしくお願い致します。“




ここまでが質問です。



今回はご丁寧に、項目ごとに質問を分けていただいておりますので、1文章ごとに質問に答えていこうと思います。
※本文中の質問部分は、太文字に変えておきます。




それでは早速・・・。まず、



“こんにちは。
いつも記事を楽しく拝見させて頂いております。
現在東京大学建築学科3年に所属しているものです。
現在就活中です。しかし必要ならば院に行くことも考えています。


まず、就職に関して、建築学科に入っときながら、
1自由な時間がもてるホワイトな企業に行きたいという思いが強くなりました。“





この質問(意見?)に対して




大前提として、会社に入るっていうのは、会社から給料をもらうわけですから、基本的に自由なんて無いですよ。




会社としては、会社が求めている結果を出してもらう前提で給料を払うわけで、結果が出なければ給料を払わないのがあるべき姿だと僕は思います。




そして、会社が求めている結果を出すのに、自分の時間をフルに使わなければいけないとしたら、その会社に属している以上、自分の時間をフルに使って結果を出さなきゃいけないですから、必然的に自由な時間なんて無くなります。




最近はなんだかよくわからない、ブラック企業に対する敵対心みたいなものが多くて、(確かに一部そういう悪徳な企業もあるかもしれませんが)、こんだけ働いてるのに給料もらえないとか、勤務時間が長すぎるみたいな意見をよく聞きます。




しかし、僕個人としては給料は結果に対してもらうものっていうのは、どこの世界でも自然な発想だと思います。




で、その前提でいくと、自由な時間が持てる企業というのは二つあります。




一つは、完全に自分の私生活(好きなこと)とリンクしているような事業展開をしている会社です。
例えば、自分が木工が好きで、プライベートな時間・お金は、すべて木工に使っているという場合は、木工場に行けばほぼ自由な時間です。




もう一つは、会社が社員に「業務時間」を求めていない場合です。
おそらく、僕の今の仕事がこれだと思います。




僕たちは結果(売り上げ)を出せば給料がもらえるという仕組みの会社です。
簡単に言うと、個人で売り上げを出して、その数%を給料としてもらうという仕組みの会社です。




つまり、売り上げを上げれば、給料がもらえる反面、売り上げが無ければ給料がもらえません。僕の仕事の説明をすると、いつも




「売り上げを上げれば上げるだけ給料がもらえる会社」



という風に解釈されるのですが、どちらかと言えば



「売り上げが無ければ給料がもらえない会社」




という表現の方が正しいと思います。それくらいシビアな世界です笑。




で、僕は売り上げを上げるのに、極力時間を使わない仕組みをある程度作っているので、ほとんど自由時間みたいなスタイルなんだと思います。
※仕事が嫌いだから時短しているわけでは無く、仕事は好きだけど、色々やりたいからそうしてるだけですよ。




僕がこのスタイルを選んでいるのには、好き放題したいという理由もありますが、結果があって初めて給料が出るというシビアな世界で経験を積めば、自分で会社作るときに役に立つと考えているのと、今の世の中はなんとなく、何もしなくても(存在価値が無くても)給料がもらえる仕組みで何とか成立している部分がありますが、今後そんな甘い世の中では無くなるという実感があるからです。




この辺をご自分で天秤にかけて、自分に合っている方を選べば良いと思いますよ。




あと、仕事をするうえで、上司や会社から激しく拘束されて自由な時間が無くなる最大の理由は、信用が無いからです。




人からの信用があればかなりの時間とストレスが省けると思っています。
業務報告も、信用があればする必要がありません。過程がしっかりしているから結果が出るという前提であれば、結果が出ていれば普段の業務をしっかりやっていることになりますので、それをわざわざ報告する必要はありませんし、会社もそれを求めていませんので。




あと、お客さんに物を売るときもそうです。




僕とお客さんの間には、ある程度信頼関係がありますので、「僕が変なものを営利目的で売りつけてくることは無いだろう」と、僕が勧めるものを大体買ってくれます。




だから、僕がわざわざ資料作ったり、プレゼンしたりしなくても、何千万、何億の物を買ってくれるわけです。




これらは、すべて信頼がなせるものです。人との関わりって大切ですよ。



“そして
2福利厚生がきちんとしているところがいい、と。“





それはなぜですか?
それを自分の中ではっきりさせてみて下さい。




なんとなく、「給料が良い」、「安定している」、「福利厚生がしっかりしている」という三種の神器が揃えば良い環境だみたいな幻想が大学にはびこっていますが。




ちょっと算数をしてみましょう。




例えば、給料が良くて、家賃補助が出て、年何回か有給があって、医療費の補助なども手厚い会社があったとします。




東大卒でそこそこの条件の勤務先で、初任給25万円×12か月
ボーナス50万×年2回
家賃10万のところに住んでいるとして、家賃補助が50%(月5万)
その他いろいろと手厚く補助してくれるとして、年50万の補助




さて、全部足すと、会社から受ける恩恵は年間510万円です。




僕の場合、福利厚生は特にありませんが、普通にしてればこの倍くらいの所得はありますし、自分で株・証券・不動産・保険等に余ったお金を積み立てていますので、福利厚生が無くても、この試算よりもしっかりとした待遇を受けていると思います。




「福利厚生」なんて聞くと、なんとなく素晴らしく聞こえますが、実際は良くて年間100万か200万くらいの恩恵で、そんなのは自力で稼いだほうが早いと思います。(個人的には・・・)




生涯賃金も、今は普通に試算出来ますから、年金が手厚いとか、退職金が良いとか、そんなのも冷静に算数で考えれば大したこと無いですよ。




年収400万円で年間100万円の福利厚生を受けるか

年収1000万円で福利厚生無しか。





その辺も、一度落ち着いて整理してみて下さい。
(どっちが良いか?では無く、どっちが自分に合ってるか?の話ですよ。)




就活中って色んな人たちの感覚がマヒってるのか知らないですけど、冷静に考えればしょうもないことを平気で見逃してしまいます。



せっかく東大に入ったんですから。
たかだか1年そこらの就活ごとき、失敗しても次の人生なんて山ほどありますよ。



”あとは
3今後なるべくぶっつぶれなさそうな業界若しくはそういう方針をもつ会社がいい、と。”





これに関しては、「潰れるリスクの無い会社なんて無い」っていう前提で考えた方がいいと思いますよ。



それか、絶対に潰さないように自分が役員になって頭を使って考えるか。



潰れない会社と思って活動して、ある日突然潰れた時、ほとんどの人が「俺の将来どうしてくれるんだ!?」「給料払え!」「家族がいるんだぞ!」みたく、会社の責任にするのですが、そんなことを言ってる暇があれば、完全に自分の責任と割り切って、違う生き方を探した方が早いです。




潰れるリスクを回避するのではなく、潰れた時にすっと移動できる準備をしておきましょう。




”正直1と2を満たす建築学科からの選択肢って一部の不動産くらいなんでしょうか?
(データを集めたいのですが、いまいち集められず意見を聞かせて頂きたいです。)”





不動産業は建築業界の中でもトップクラスのブラック企業だと思いますよ。笑
ネットで検索してみて下さい。




今の僕のいる会社が、僕にとってホワイトなだけです。勤務態度自由。
法を犯さない、人に迷惑をかけない、クリーンな方法で売り上げを上げて、お客さんに満足してもらえれば給料がもらえる。っていう条件に、たまたま僕が合っているだけです。




もし売り上げが上がらなければ、給料はもらえない、赤字社員なので、勤務体制も制限される(会社にとって負債になるわけですから、何とか利益にしようと考えるか、首を切って負債をなくそうと考えるのが、経営者にとっては当たり前ですから)、お客さんには満足してもらえない、人に迷惑をかける。




ってなります。これを聞いたらブラック企業でしょ?




ブラック企業はブラック企業っていう存在があるわけではなく、ブラックな面とホワイトな面両方を持っていて、個人がどう感じているかというだけだと思いますよ。



さて、次



”自分が見た範囲ではなさそうなので、今現在は別の業界に行ってみようかと思っております。
好みとしては、何かしらの開発分野(研究ではなく)に行ってみたいなと思っています。
そしてそのために院進が必要なら、その選択肢もやむを得ないと思っています。しかし学部卒でいけるのに院に進むというのはしたくありません。”





う〜ん、学卒も院卒も一緒だと思いますよ。



会社にとって利益になれば会社は採用しますし、そうでなければ採用しないと思うので。
ただ、大きな会社ほど沢山の募集が来ますから、なかなか全員に会っている暇が無いから、大卒とか院卒とかふるい分けをしているだけだと思います。



ちなみに、これもどっかで書いたような気がしますが、僕の場合は、新卒採用をしていなくて、経験者限定で中途採用をしている会社に直で連絡して面接してもらいました。



経営者もアホではないので、お金になりそうなものを見つけたら採用しますし、僕の考えでは、「未経験だから」「若いから」っていう理由で面接すらしないような会社だったとしたら、近いうちに潰れるので行く必要も無いと思っていました。



現に、今の会社が僕を採用していなかったら、3年間で10億くらい機会損失しているわけです。



これは結果論ですが、僕は面接の時点で「僕を落とすと損するよ」っていうアピールしてますからね。当時僕は23歳くらいでしたので、その発言を信用した経営者がすごいなぁと思いますが・・・。



大手でルールがガチガチってなると、直接交渉は難しいかもしれませんが、合同説明会やネットリサーチがすべてでは無いので、直接会社に電話してみるなり、アプローチしてみるなり、いろいろやってみると良いと思いますよ。



合説行っても、会社の面接行っても、末端社員の話しか聞けないじゃないですか。中小企業でも、個人経営でも良いんですけど、やっぱり経営者の話を聞いた方が面白いしためになりますよ。



”実際に、建築学部卒で別の業界の開発に行った例など、ご存知でしょうか?”



僕は知らないですね。
もともとあまり建築学科に友達がいないので・・・笑



ただ、高校の同級生が、土木の専攻を中退して、大学の経営学部に入り直して、アメリカに行って、今はアップルに居ます。




確か開発系でしたよ。




彼はアメリカの個人がやっている小さいIT企業から、徐々に大きな会社に転職しているので、新卒で入ったわけでは無いです。



新卒でGoogleを受けて、受かったけど部署が気に入らないから交渉したけど部署が変わらなかったから内定辞退。


アメリカの大学で、個人でやってるIT系の事務所の社長のセミナーに参加して、終わってから声をかけ、仲良くなってその事務所の手伝いを始める。


その後、その事務所で経験を積み、イギリス(だったと思う)の大企業のプロジェクトに参加する。


そこから転職してアップルへ。




っていう感じだったと思います。



とりあえず、行動さえすればどうにでもなりますよ。今焦って、大学が提供している枠の中で進路を決めることではないと思います。



スケールは彼ほど大きくないですが、僕もどちらかというと行動だけで今の状態になってるので。
周りがどれだけ焦って就活していても、自分の考えとビジョンをしっかりと持った方が後悔しないですよ。



”というよりも、そういった企業側がもとめる力というのはなんなのでしょう。

例えば知識に関しては、さすがに材料力学を少しかじっている程度だとまずいか、とか、しかしそこはOJTでやるのかもしれない、とか

むしろ、よくいうところのPDCAで物事を進められる力や、論理をたてられる力が必要とされるのだろうか、とか

もしよければ、ご意見お聞かせ下さい。よろしくお願い致します。”





どうですかね〜経営者に聞いてみるのが一番早いと思うのですが・・・




僕の想像で良ければ・・・。




一般的に広く行われている就活の場合は、「新しい発想、斬新な未来像を持った人材」というよりは「金太郎アメみたいな誰にでもなんにでもなれる人材」を求めているのではないでしょうかね?
※会社をの未来を託されるような超エリートは除く



僕も自分がもし人を雇うとしたら、単純作業をやってくれる金太郎アメみたいな人の方が良いですね。クリエイティブなことは自分で考えますし、自分以外の意見が欲しければ、友達や先輩・後輩に優秀な人沢山いますので、そっちに聞くか、その辺の人の世間話を盗み聞きします。



正直、知識があろうがなかろうが仕事するうえではあまり関係が無いですね。もちろん、あった方がいいとは思いますが・・・



ただ、色んな会社の人とか友達とか見てて思うのは、人に好かれたり、助けてもらえる人材が最終的には活躍していると思いますよ。
これね、ほんとに重要ですよ。これだけで生きれますからね。



ということで、僕の質問に対する回答はこんな感じです。



最近は毎回、なんとなく、論理的というよりは、精神論みたいな抽象的な内容になってしまいます。具体例や実際の行動、テクニックばかりを書くと、どうしてもそこに引っ張られた発想でしか行動出来なくなってしまうので、こっちのほうが僕はしっくりきます。



せっかく質問いただいてるのに、ふわふわした答えが多くなりましたが、頭が良かったり、頭が使える人ほど、要らないことを沢山考えてしまうように思います。実際、僕も今から考えればいらなかったことに悩んだり、要らないことを考えたりしてたと思いますので。



ただ、実際やってみると意外と単純で、最低限の知識さえあれば、あとは案外誰かが助けてくれたり、エイヤーで何とかなったりするものです。



頭で考えすぎず、色々と行動して、最終的には行動をは理屈で理解できるように意識してみて下さい。



※質問中の用語を解説しておきます。

OJT ・・・ On-the-Job Trainingの略。実践の現場で仕事して、色々と経験しながら勉強しながら精進していこうぜ!ってこと。

PDCA ・・・  Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の略。計画したらやってみて、やってみたら結果を見て、その結果をもとに改善しながらよりよくしていこうぜ!ってこと。


posted by makku at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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