建築学科攻略サイト

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2017年02月15日

原始時代のエリートと、現代の凡人

こんにちは




2017年になって、もう2か月経ちましたね。卒業設計とかやっていた学生からしたら、ほんとにあっという間の2か月で、



「あ〜卒業設計終わった〜」



と、安心している頃では無いでしょうか。



僕は昨日、珍しく体調を崩してしまって、すごく久しぶりに病院に行きました。。。
ただ、病院に行ったその日には回復して、今はぴんぴんしています。



ぴんぴんしているにも関わらず、医者から1週間自宅で安静にしろと言われてしまい、会社にも1週間出社停止にされて、暇で暇でとても困っています。。。笑



僕は会社の仕事をしている時でも常時暇(そもそも、普段からあまり会社に居ないんですけどね。)で、常に何かやっていないと気が済まないのですが、そこからさらに1週間強制的に自宅待機となると、もう困ってしまうくらい暇なのです。



ということで、ブログの更新でもしようかなぁ・・・



と思って、前々から書こうと思ってた記事を書くことにしました。



さて、タイトルにも書いている通り、今回の記事は原始時代のエリートと、現代の凡人という2種類の人間について書いている記事なのですが、卒業設計直後というタイミングですので、卒業設計を一生懸命頑張った学生からしたら、ちょっと嫌な内容になるかもしれません。



どうしても、「原始時代のエリート」と「現代の凡人」で、どちらが偉いみたいな比較としてとらえられてしまうような気がするのですが、どちらが「正義」「悪」の話ではありませんので、そこをしっかりと理解して読んで下さい。



ちなみに、僕が目指しているところは、この記事でいう「現代の凡人」です。



今回は2種類しか書いていないのですが、実際は「現代のエリート」もいます。ただ、僕にはそこまでの才能が無いと思っているので、とりあえずは現代の凡人になってから身の振り方を考えようと思っています。



今、僕は27歳です。



この年になると、”僕も丸くなったなぁ笑”と思っているのですが、僕が学生の頃(20代前半)は大学の教授とか見て、「こいつ馬鹿だなぁ」とか、「なんでこんな頭の悪い人が人に物を教えているんだろう」とか、結構本気で思っていました。



けど、今から考えると当時の僕の方がアホで、やっぱり大学の教授になる人間というのは、しっかりと勉強してきている人だと思います。



じゃあ、当時の僕がなぜそういう風に考えていたのかというと、時代の問題なのだと思います。



「電卓を持っている僕に対して、電卓の作り方を教えてくれる教授」みたいな構図です。電卓の作り方は知らないけど、もう電卓そのものを僕が持ってるから、今更作り方なんて知らなくて良いじゃん・・・。みたいな。



今は、コンピューターやスマホ等の電子機器のネイティブと、そうでない人が共存している時代です。コンピューターが無かった時代、非常に難しかったシミュレーションや計算が、コンピューターを使えば一発で出来ます。



たまにブログやTwitterで書くのですが、大学で出題される程度の課題であれば、ほとんどの計算はエクセルのプログラムで解けます。解くだけでは無く、レポートも作成できます。



非常に簡単です。



■ 計算シートを1枚作製し、そこに計算式を入力する。

■ 2枚目に「&」と「“”」(もしくは=CONCATENATE(,))を使った文章を入力すれば、1枚目で作った計算式が順を追って説明されるレポートになります。

■ あとは、そこに課題の数値を当てはめるだけで、自動的に計算され、レポートが作成されます。



はい、これだけで、課題が出された瞬間、数値を入力するだけで自動計算されて、さらに文章付のレポートが完成します。
他の関数を組み合わせて使えば、もっと巧妙に、入力する人によって違うレポートが作成されます。



けど、こういう方法って今の大学だとグレーなんじゃないですか?



僕はバレなかったので大丈夫でしたが、バレると単位が無いとか、減点されると思います。



けど、僕からしたら電卓が100円で買える時代に、4桁×4桁の掛け算を手計算でやったやつが評価される教育機関に思えて、それは昔なら価値があったかもしれないけど、今、電卓を持った小学生と、計算の知識を持っている平凡な大学生がする手計算、どちらが早くて正確かというと、電卓を持っている小学生じゃないですか。



計算の基本的なロジックを学ぶことは大切ですが、大学生になった段階で、それは達成されているでしょ。



にもかかわらず、こういう教育を続けていき、結果「原始時代のエリート」が誕生するのだと思います。



原始時代のエリートは、頭は良いんです。



手計算も出来る。文章も読める。難しい微分積分も、手計算で出来る。有限要素法とか、繰り返しが必要で複雑な計算も手計算で出来る。



けど、そんなのは今、小学生がコンピューターを使えば1発で解ける時代なのです。小学生と大学生の知識量を比べると、おそらく大学生の方が多いと思うのですが、それに関係なく、ある程度必要なことは出来てしまう世の中なのです。



簡単に言うと



「電卓が100円で買えるのが当たり前」っていう人と

「電卓が40万くらいする高価なもので、買うよりも手計算をした方が得だと思う」っていう人と

「そもそも、電卓が存在していることを知らない」っていう人



が共存している世の中で、



高等教育機関の教育者に「そもそも、電卓が存在していることを知らない(知らないふりをしている)」人が多く、こういう教育者が、本来ならば「電卓が100円で買えるのが当たり前」と知っている学生と一緒に「電卓が40万くらいする高価なもので、買うよりも手計算をした方が得だと思う」(もしくは、100円で出来る電卓を作ろう!)を目指している状況なんだと思います。



いや、お前が目指さなくても、もうこの世にあるよ・・・・



と。



大金をはたいて大学に行くわけですから、なんとなくすごい勉強をしていると思いたくなる気持ちも分からんでも無いですが、決してそんなことは無いと思います。

※僕は、通常の進化の過程では、「原始時代のエリート→現代の凡人」になると思っていたんですけど、今はほんとに「原始時代の凡人→原始時代のエリート→原始時代の超エリート」といったガラパゴス状態になっていると思います。



これって大学に限らず、義務教育の段階から根強い思想なんじゃないですかね。



義務教育で習う面積の計算とか、簡単な計算なら手計算(暗算)の方が早いのですが、複雑になると積分したほうが早いんですけど、こういうことすると



「積分は高校で習う範囲だから、まだ使っちゃダメ!」



ってなると思います。



けど、今はネットで積分の方法なんて簡単に勉強できますし、関数電卓を使えば積分も計算機で計算できますから、小学生でも出来るじゃないですか。そこを「なぜ制限する必要があるの?」と思います。
※現に、僕は中学の時に宿題の答えを全てパソコンで調べて途中計算を書かずに提出して0点になったことがあります。答えは合っていたので、目的は達成されたはずなんですが、0点っていう意味不明な結果でした。



こういうことをしているから、原始時代のエリートが誕生して、農耕や畜産で効率よく食料を確保できる時代に、「大学を出て、マンモスを一撃で仕留められる槍を開発したよ!さあ、マンモスを狩りに行こう!」ってなって、自分の周りの世界が生きにくい世の中になるんだと思います。



大卒の離職率も高いですし、給料も安いのは、農耕や畜産をしている会社に



「竹やりを作るエリート」



が入ってきたっていう状況なんだと思いますよ。



確かに、頭は良い。すごい竹やりは作れそうだ。けど、時代に合っていない。それなら、極端な話、時代に合っている凡人の方が使えるじゃないか。ってなるのは、当たり前の話だと思います。



自分では「やってる!やってる!」って思っていても、実はなんの価値も無かったりします。



宿題なんてやって当たり前、課題も期限内で提出して当たり前、テストなんて良い点とって当たり前。だってこれらは過去に攻略された前例があって、クリエイティビティを求められる分野では無いから。



けど、いつの間にか



課題出来るやつすげぇ!

テストで良い点取るやつすげぇ!




みたいな評価基準になってきて・・・。こんな「出来て当たり前のことを評価しろ!」ってテンションで行くと、仕事して人から金もらうなんて出来ないと思いますよ・・・笑



まだ学生という人も多いので、仕事について簡単な例で書きますが、



仕事するうえで、自分が他人に何か良いことをしても、得られるリターンは、自分がやったことのせいぜい2倍くらい(良くて)です。



けど、自分が他人に何か不都合なことをした時は、相手から自分がしたことの10倍くらいダメージを受けます。人は都合の良いことよりも都合の悪いことに敏感ですから。



だから、「人に良いことをしよう!」の前に、まずは「人に不都合なことをしない」というロスカット能力を身に着けないと仕事で結果が出にくいと思います。



納期を守る、約束を守る、振られた仕事は完璧にこなすといった、リスクヘッジの能力が身について、初めて自分が人に何かいいことをした時の純粋なリターンが得られます。



「納期を守る、約束を守る、振られた仕事は完璧にこなす」といったことは、「他人に提供する価値」では無くて、今の時代においては、最低限のリスクヘッジです。



けど、原始的な教育を受けた多くの人にとって、これが「他人に提供する価値」っていう意識になっているため、結果10倍のダメージを受けるか、10倍のダメージを回避して±0になるかのどちらかになって、リターンが無いのです。



今、与えられた仕事をこなすことだけで「評価してくれ!」「褒めてくれ!」みたいな意識が横行していますが、こんなのは一昔前の話だと思います。



2年ほど前に、ブラック企業について記事を書いたことがあるのですが、社員が「自分は評価されていない!」と思う気持ちと、それに報酬を支払わない企業の思惑の間には、こういう「時代のギャップ」があるのかと思います。
参考記事:ブラック企業って?



けど、今の日本のシステムとしては、どうしても「中途半端な原始人を保護しないといけない」というシステムである程度固定されているため、次の世代に合わせたシステム作りに移行する前に、



「評価されないから労働基準監督署に駆け込んでやる!」

「駆け込まれたら全く時代に合っていない改革を求められるから、保護しなきゃ」



みたいな、なんの意味も無いいたちごっこで、ぐるぐるぐるぐる同じ場所を回っているんだと思います。



今の就活生はこういうよくわからないことを気にしながら就活をしていますが、



「この会社の福利厚生は?」

「この会社は安定しているのか?」

「この会社はブラックでは無いのか?」



こんなことをしていても何の意味も無いので、さっさと新しい思考回路(というか、極めて現代的な思考回路)を持って、それに合った場所を探したほうが就活としては成功するのではないでしょうか?



就活の自己アピールで



「御社の未来の発展云々・・・」



と語っている就活生は沢山いると思いますが、僕としては「先見性が無いやつに未来を語られてもなぁ・・・」と思ってしまいます。経営者とかならもっと敏感に気づくんじゃないですか?



当たり前に進んでいく世の中で、外でご飯食えないから、大学にしがみついて飯を食っている人(一部ちゃんとしてる人もいますからね)から、原始時代の最先端を学び、原始時代のエリートとなって現代の社会不適合者になるために、奨学金を借りるというのは非常に勿体ない話だと思います。



時代が進むスピードって思っているより早いと思いますので、目指すなら現代の凡人か、我こそは天才だという人は、現代のエリートを目指すのが良いんじゃないでしょうか。(今の時代に快適に生きようと思うなら)



びっくりするくらい当たり前の現実から目を背けている人が多いし、僕が学生の頃も多かったので、今回はこういう記事を書いてみました。



それでは!!








※追記というか、最近やってみたこと

今は卒業設計シーズンなので、卒業設計関連のツイートとかよく見かけます。



「めっちゃ大変だった!」

「すごく時間かかって、手伝いにも迷惑かけた!」




これは、僕が学生だった4年ほど前からず〜〜〜〜〜〜〜っと変わっていない!
僕の周りもみんな言っていました。



けど、僕が学生の頃ですら、もう手伝いは不要だったと思います。それは僕に能力があるわけでは無くて、そういう時代だから。



図面のほとんどはコピペで描けますし、簡単で単純な模型のパーツならクラフトロボで作れます。



「時間をかけて、思いを込めてクリエイティブなものを作るんだ!効率が全てという考え方はクリエイティビティを失う!」



みたいな風潮があるので、こういうこと書くとどうしても批判されますが、



じゃあ、



クリエイティブな部分も手伝いの後輩に任せているの?



と思います。



クリエイティブな部分を最大限に引き出したいのなら、普通任せるのって、模型製作とかパーツ制作の単純労働だけでしょ?



それはもう



「手伝いの人間にさせなくても、機械とコンピューターで出来るよ」



と、僕は言っています。



それも、「卒業単位を取るために完成させるだけ」では無く、全国クラスのコンペで賞を取れるくらいの作品が普通に作れるんです。

※「創作は、評価されることがすべてでは無い!」っていうなら、多分それは評価されたことのないやつの言い訳ですから、もう勝手に好きなようにやってガラパゴス化してください。



卒業設計に限らず、コンペも同じです。



僕は作品を作るのにほとんど時間がかからないんですけど、それはコンピューターがやっている部分が多いからです。



もちろん、沢山出している分、経験があるから早いというのもありますが、自分がやらなくていい部分を機械がやっているだけですから。



現に、僕はほぼコピペだけで作った図面で賞を取ったことがありますし。



他にも、最近面白いことがあって、これ、僕が今度やる「贅沢なオープンデスク」っていう企画に参加する人だけに公開しているTwitterの別アカウント(鍵付き)でちょっと前に書いたんですけど、



「コンペのタイトルをコンピューターに作ってもらう」



っていうのをやってみたんですよ。



コンペの課題文と、過去の受賞作品データをコンピューターに蓄積して、解析して、最適なタイトルを自動で作るっていうものなんですけど、意外と面白いタイトルになったんです。

Untitled-2.jpg

画像載せておきます。
※ちなみに、僕自身は課題文等を一切読んでいません。全てコピペでコンピューターに入力しています。今回は暇つぶしでやってみたので「選抜した単語を、最低限意味の通るように羅列」っていう、最後かなり粗い方法でタイトルにしたので若干嫌な感じがしますが、精度を上げればもう少しすっきりとしたタイトルに出来ると思います。



これ、2月6日にツイートした内容なんですが、偶然にも2月14日に、このコンペの審査員長の方が「屋台に注目しています」みたいな記事が出ていて。

jju.jpg

引用元URL: http://toyokeizai.net/articles/-/158062



多分、コピペで蓄積した文章の中で「屋台」っていうワードが重要だと認識されたんだと思います。とりあえず、今のコンピューターってすごいなぁと思いました。笑



すごく難しいことしていると思うかもしれませんけど、これも特に難しい話では無くて、今のコンペの作品も課題文も全てネットで公開されていますから、文章データは全部コピーで抜き出せるでしょ?



で、簡単な文章解析のプログラムなんてネットに沢山転がっているので、それらを組み合わせれば簡単に出来ます。
※ガチのプログラマーが本気でやれば、もっといいのがすぐ出来ると思いますよ。金にならないのでやらないと思いますけど。



自分でプログラムを組まなくてもいいんですし、今の最新の家庭用コンピューターの性能って昔のスパコンより性能が良いですから。



これは、グラフィックに関しても同じことが出来ると思います。過去の受賞作品の画像データってほぼネットに掲載されてますし、アイデアコンペでは図面の精度やグラフィックの正確さは求められないので。



で、これをやってみて思ったのが



「コンピューターを使って自動で作った作品が、コンペで賞を取れるんじゃね?」



ということです。



特に、アイデアコンペならほぼ間違いなく取れると思います。

※100発100中という意味では無く、コンピューターで自動生成した作品を大量のコンペに出せば必ず1個は受賞すると思います。
あと、「過去の結果から解析して導き出せば、似たようなアイデアが出来るのでは?それってパクリになるのでは?」とか思っちゃった人は、設計図や建築物が著作権を争った裁判の過去の判例を見てちゃんと勉強してくださいね。笑



僕は昔から、コンペで賞を取ることに、金銭以外の価値は無いっていう考え方ですし、ブログの記事やTwitterでも過去に何度も書いていますが、今回やってみて余計そう思いました。



っていうのが、今のコンペってクリエイティビティを競うものでは無く、課題に対して最適な解を導き出した人が勝つシステムじゃないですか。



じゃあコンピューターでやった方が早いのです。なので、僕は今年以降アイデアコンペはもう出さないと思います。



僕がやる必要が無いし、学生のころ、過去作品を大量にトレースして、分析してコンペで賞を取ったときからなんとなく気配は感じていたけど、今回で「従来の評価システムで開催されるアイデアコンペの未来が詰んでいる」ことが分かったから。



学生の時はお金稼ぎで沢山やっていたけど、今はそこそこお金あるから、コンペの賞金も今の僕にとって大して重要ではないし、表彰状とかほとんど要らないから捨ててるし。「まぁ、面倒くさいし面白くないからやらない(´・ω・`)」っていう感じです。
注:僕がやらないってだけで、「やるな」って書いてるわけでは無いですからね。



とりあえず、明確に攻略方法が出てきたとき、その物事の未来に価値がなくなる可能性が高いですので、そこを注意して世の中を見てみると面白いと思いますよ!



それでは!



※絶望的な内容かもしれませんが、「何かの価値がなくなれば、必ず新しい何かが生まれます」ので、そこを探せば良いと思いますよ。ただ、やたらと今のシステムにこだわって、わざわざ未来が詰んでいる物事に多くのリソースを割く必要は無いと思います。




posted by makku at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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