建築学科攻略サイト

凡人が建築学科をスムーズにクリアしようと試みるために作ったサイトです。「攻略したぞ!」という過去形ではなく、「攻略できるかな?」というニュアンスです。
正確には、建築学科(を)攻略(したい人の)サイトです。
自分が建築学科出身で、今いろいろと仕事をしている中で、実際の現場を見て思ったこと、感じたことなどを、建築学生時代の経験に絡めて書いております。
よろしくお願いいたします。
 

2017年10月28日

提出期限ぎりぎりまで作業するって良い事?

こんにちは。



この記事は、ほんとは音声だけで話をしようと思っていたのですが、音声になると聞く人・見る人が少なくなりますので、今回は音声を書き起こした記事もアップしておこうと思います。



それでは早速・・・



■ 提出期限ぎりぎりまで作業するって良い事?






※以下、音声の書き起こしです。



この季節になると、そろそろ卒業設計とかのシーズンになってくると思うんですけど、毎年この時期になると



「寝てねぇ」



とか、



「提出間に合わねぇ」



とか、こういうたぐいのツイートやらなんやらを見かけます。



僕の学生時代は、課題ってだいたい提出日の1週間前とかに終わっていたので、こういう「ぎりぎり」って感覚には共感出来ないのですが、この気持ちがなかなか受け入れてもらえず・・・笑



多分、それは僕が言っていることが、



「一つのアイデアを泥臭く、深く洗練させるよりも、さらっと器用に作品を提出して、コンペでさっと賞を取って、それが良い」



みたいに言っていると思われているんですが、それは違うよ〜というのを今回はなしておこうかなぁと思います。



僕は課題やコンペの作品を提出期限よりも早く仕上げて、かなり余裕で提出日に提出するんですが、これは器用だとか適当にやっているわけでは無く、自分の作品の完成を他人に決められたくないからです。



提出期限ぎりぎりになって課題を提出するということは、自分の課題の「完成」の定義を外部に決められているということだと思います。



もちろん、偶然に偶然が重なって、自分が作品を「完成」と認めた瞬間と、その課題の提出期限が同じ日で、完成と同時に提出が出来ることってあると思います。



けど、そんな日がやってくる確率ってほぼ0だと僕は思います。



だから、提出期限ぎりぎりに徹夜で作品を完成させて



「あ〜、間に合った。寝てねぇ・・・」



と言ってる人のほとんどは、他人に完成を決められているんじゃないですか?



例えば、提出期限という制限が無ければ、自分が納得した瞬間、完成だと思った瞬間が自分の作品の「完成」なんですけど、提出期限のぎりぎりまで悩んで、考えて、粘って、最後「あ〜、もう出しちゃえ!」って提出するというのは、一見すると提出ぎりぎりまで作品を洗練させたように見えますが、僕は違うと思います。



それこそ、



ほんとはもっとやった方が良い



見直ししたい



もう少し訂正したい・・・



と思いながら、提出期限という外部要因によって完成を決めさせられているんです。



それってめっちゃダサいと思うんですよ。



自分でコントロールできないものをコントロールして、制御して、一定の形に仕上げるのがデザインじゃないですか?



なのに、外部に完成をコントロールされるんですよ?



はい、あなたの作品は今日この日をもって完成!
はい、提出してくださ〜い



・・・御意!




ってね。



僕はこの流れがめっちゃダサいと思うんですけど、この感覚が建築学科とか、デザイン系の人たちにとっては当たり前みたいな感覚になっていて・・・



そうじゃなくて、



自分が完成と決めた作品を、提出日に提出したくないですか??



それだったら、提出日ぎりぎりまで作業しなくても良いと思うんですよね。



同じように見えるかもしれませんが、意識とか感覚は明確に違うでしょ?



僕はいつも作品の提出期限は守りますが、提出期限は「提出」する日であって、作品が完成する日では無いと思います。



だから、提出日ぎりぎりに課題を出すことってめっちゃダサいことっていう認識があって、なんとなく自分で完成を決めた状態で提出したいのです。



課題の終わらせ方が分からないっていう人が多くて、なんとなく「作品の終わり=完成を提出期限」に設定してしまう人が多いような気がしますが、はっきり自分で決めたほうが良いですよ。



慣れないと難しいですけど。



ただ、作品なんて洗練し始めれば終わりが無いですから、自分が一番いいと思うタイミングでとっとと終わらせればいいんですよ。



これ以上詰めて考えても、結局同じところをぐるぐる回るだけ。もちろん、日によって変化はするけど、結局巡り巡ってどこか同じところで落ち着く



って分かる瞬間がありますから。



で、この瞬間が、その作品の完成じゃないでしょうか?



ちょっと分かりにくいので、具体例を挙げましょうか。



僕は最近、人に頼まれてイラストの仕事をしたのですが、その内容が、A1用紙いっぱいに、1p各くらいの植物の柄をプロットしていって、A1用紙一杯にボタニカル(植物柄)の柄が入った紙を作ったんですけど、A1用紙いっぱいにある花柄・植物柄の中から不要な柄を消していって、綺麗な余白を取る作業をやっていました。



で、最終的に



「これだ、この余白が一番美しい」



ってところまで1週間くらいで持っていけたんですけど、次の日見ると



「なんか違うぞ・・・」



ってなるんですよ。笑



で、その日また修正して、次の日見ると



「ん??昨日の方が良くね?」



とか思ってしまって・・・



で、さらに3日ほど空けてまた見ると、



「あ、この方がいいじゃん!」



ってなって



その次の日見ると



「鬼だせぇなこれ・・・」



ってなって、修正するとほぼ1週間前の状態に戻っちゃって・・・



それをまた修正して・・・・



ってのを約1か月やり続けて、



結局ほぼ最初に「これだ、この余白が一番美しい」



って感じた時の状態に戻ったので、その状態を「完成」と決めました。



こういうことってよくあって、結局この絵も、僕が1か月後、1年後に見るとまた違った印象に見えるんです。



結局、時代を超えて僕が納得できる状態には永遠にならないんですよ。



真面目に作品を作ったことがある人なら分かる感覚だと思うんですけど、こういうのが自分の中での作品の完成だったほうがしっくりきませんか?



他人が決めた提出期限が完成日ってバカバカしいじゃないですか。



とりあえず、僕はこういう風に考えているから、提出期限ぎりぎりになって、作品を出すっていうのがすごく嫌いなのです。



ということで、いつも



「提出期限に対して余裕をもって作品を完成させて提出する方が良い。寝てないとか、間に合わないとかいうのは非常にダサい」



と僕が言っている理由は、個人的にこういうことですよ〜っていうのを説明しておきました。




本当は面倒くさいから音声だけにしておきたいのですが、音声だけだと人気無いので少人数にしか伝わらないので、これはこれで文章に書き起こしもしてみました。



それでは!






posted by まっく at 22:51| Comment(0) | 辛口エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。


建築学科攻略サイト 公式CM




建築学科攻略サイト 公式CM 第二弾




建築学科攻略サイト 公式CM 第三弾