建築学科攻略サイト

凡人が建築学科をスムーズにクリアしようと試みるために作ったサイトです。「攻略したぞ!」という過去形ではなく、「攻略できるかな?」というニュアンスです。
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自分が建築学科出身で、今いろいろと仕事をしている中で、実際の現場を見て思ったこと、感じたことなどを、建築学生時代の経験に絡めて書いております。
よろしくお願いいたします。
 

2018年01月11日

2018年も一緒に攻略しましょう



2018.jpg



新年、あけましておめでとうございます。



Twitterでは、2017年の終わりと、2018年の初めに挨拶的なツイートをしたと思いますが、ブログはまだ2018年初記事を書いていませんでしたので、この機会に初アップをしておこうと思います。



なんとなく、もう2018年になってから10日以上経っているので、新鮮さのかけらもありませんが、この記事をスタートに、2018年も頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
※今回は音声と文章で記事を書いていますが、それぞれ違う内容です。



■ 音声 2018年も一緒に攻略しましょう





さてさて、どうでしたか・・・?2017年は。



僕は以前記事にも書きましたが、とても面白い年だったと感じております。
※詳細は前回の記事で確認してください。



あと、僕が昔から書いているトレースの記事とか、将来の進路設定の記事とかを読んで、実際に実行してきた人とかは、公開から1年近く経っていますので、そろそろ実力が付いてきて、びっくりするほど世の中の見え方が変わってきている頃では無いでしょうか。



毎日トレースやってます!って連絡くれる人もいますし、年末に挨拶がてら、1年の総括を送ってくれる人もいました。建築で作った作品を送ってくれる方も沢山います。



1年ほどかけて作った、自作の詩集をくれた方もいました。
※僕は「肉」っていうタイトルの作品が好きです。笑



僕も学生の頃、色んな地道な努力を続けてみて、



1年目は今までよりももっと細かく、繊細に、かつ時代とのバランスを考えながら作品観察や時代観察、市場観察が出来るようになりました。



2年目は、その“眼”や“感性”を実際に使って学生なりに出来る仕事したり、コンペに出したりして、沢山の結果が出ましたし、その対価としてお金もうっはーうっはー儲かりました。



3年目は、自分の考えや思考、感性を実際に使うと、僕は社会においてどういうインパクトを与えるのだろう?と、うずうずしてしまい、結局実際に社会で、対消費者に試したい想いが強すぎて学業をドロップアウトしてしまいました。



で、現在に至ります。



若いころ、頭が柔らかく、許容範囲が広い時期というのは、過程は見えにくいのですが、1年くらいのスパンで見た時、地道な努力の成果が大きく実りやすい時期です。



確認できるチャンスも山ほどあります。



小さくても何か結果を残せた瞬間というのは、自分の成長を目で見て確認できます。



コンペに初めて通ったとき、初めて仕事を貰った時、初めて平常時の1か月の給与明細の金額が3ケタ万円を超えた時・・・などなど



客観的に見るとこれら単体に何の価値もありませんが、自分の“歩み”を確認するうえでは明確な足跡になりますので、小さな結果もRPGで言うセーブポイントのように捉えながら進んでいきましょう。



2017年、頑張った人は来年により大きな成果を得られるように、まだ行動できていない人は、地道でも良いのでこの1年行動出来るようにお互い頑張りましょう。



で、僕の中での2018年ですが、今年は結果にこだわる1年にしようと思っています。



勿論、思うだけでは何も変わりません。実際にやろうと思っていることがいくつかありますので、そのどれかで1つ、必ず結果を出すように逆算して行動します。



最近は、ネットやメディアの多様化から、世の中は様々な価値観にあふれています。
片一方の善は、片一方の悪だったり、向こうでは成功が、こちらでは失敗だったり、美しいものを別の角度から見たら、汚いものだったり・・・



こういう世の中では、自分の軸がしっかりと無ければ、目標も建てられませんし、それに伴う努力も出来ません。



僕はわりと自分の軸や芯がしっかりしている方(ただし、世の中の状況によっては柔軟にぐにゃぐにゃ方向を変えられます)だと思いますので、世の中(の価値観)がどうであれ、自分の決めた方向に明確に努力する、よく言えばまっすぐで、悪く言えば頑固な性格ですので、まずは自分の見定めた方向に行ってみようと思います。道はある程度見えていますので、ただ歩くだけになると思います。



そして、軸がしっかりしていない人は、目標自体が非常に抽象的なものになってしまうかと思います。それは、海図の無い大きな海を渡るようなもので、博打性もありますし、危険が伴いますので、まずは、コンパスをもっていく方向を定める事を目標にしてみるといいと思います。



そうすれば、キャパに合った目標を設定できますし、大きくキャパを外れた目標を勝手に立てて、当たり前に挫折して、無意味に苦しむことが無くなりますので。



1年でも良いので、自分を色んな方向から、バランス良く理解する1年にするといいと思います。



え〜っと、これだけだとなんか挨拶しただけの記事みたいになってしまいますので、毎年恒例ですが、これからの建築界隈でのイベントについて、ちょっとだけ触れておこうと思います。



まず、卒業設計



卒業設計は、今からピークを迎えるんじゃないでしょうか?



毎年毎年、建築学生・建築界隈では大きなイベントで、作品や評価に関して様々な議論が起こっていますね。



僕はもう建築学生では無いですし、「卒業設計って自己完結するものだ」と、昔から考えていますので、こういう議論はあまり気にしていないのですが、



「自分がどこにどういう想いで取り組んでいるか?」



という事だけは、明確にしておいたらいいと思います。



そうすることで、自分の作品に対する評価をフラットに見ることが出来ますので。たとえば、この前作品を送ってもらった時にちょっとだけその人に話をしたんですけど、学校の作品の評価基準って各大学・専門学校・高専によって明確に違いますし、審査員によっても評価が変わってきます。



一番分かりやすいのは



「設計製図の課題として作品を出すか」、「建築の課題として作品を出すか」の違いです。



似ているんですけど、明確に違いますからね。そして、コンペの審査や、学校の課題の先生によっては当たり前に区別されていて、説明することでは無いという具合で、暗黙の了解的に認知されていると思います。



だから、学校によっては、この違いを明確に説明していないばっかりに、学生が混乱しちゃってどうしようもない中途半端な作品を作っているところもあります。



ということで、僕が代わりに簡単に説明しておくと、



設計製図の課題というのは、製図の正確さや美しさが問われるのです。平面図・断面図・立面図・伏図・矩計り図・構造・実現性・・・



といった、図面の正確さが要求されます。



つまり、普通の一軒家の図面を実現可能なクオリティで正確に描いた人と、変わった一軒家を実現出来ない状態で描いた人なら、評価されるのは前者の「普通の一軒家の図面を実現可能なクオリティで正確に描いた人」なのです。



だから、こういう場面では面白さとか、奇抜さとかは考慮する必要が無く、ただ図面を正確に描くのが評価されますので、ここで「コンセプト・想い」というのはあまり気にされないのです。



そして、建築の課題というのは、コンセプトとか想いとか、そのものがこの世に生まれてくる意味がものすごく問われるのです。地球上に建つ・建たないは関係なく、「もしもそれがこの世にあったら、その物は周囲にこういう意味を持つ」というところが評価されるんです。



だから、これを正確に実施図面等で表現したり、構造を考えたりする必要ってあまり無くて、想いを伝えるためのプレゼン・模型を製作しなければいけないんです。



この二つが明確に区別出来ている人は、2つのステージに作品を出せば、どちらかのステージで必ず評価されます。



けど、この二つがごっちゃになっている人の作品はどちらのステージでも評価されません。だって中途半端だから。




重要なんでもう一回書きますけど、ごっちゃになっている人の作品はどちらのステージでも評価されませんので。



学校の教育スタイルとか、方針とか、審査員の評価の仕方とか、そういうものでこのステージは変わりますが、自分がどちらに向けて作品を制作しているのか?を、明確にしておくと、審査員からの評価コメントを今まで以上に深く理解できますし、評価されなかったからと言って無意味に落ち込むことも無くなります。

※ちなみに、以前質問箱で似たような状況のコメントをもらったので、それもこっちに載せておきます。

Q:大学の設計演習では環境性能の最適化や構造最適化はあまり重視されず、意匠(デザイン)論が重視される傾向にあると思いますが、どう思いますか。工学部にあるのだからもっと工業的な面から設計してもよいと思うのですが。

A:僕もあなたと同じようにそう思っていましたが「工学はルールに忠実で、そのルールを作るのが意匠だから、本気で工学発展させたいなら意匠やれ」って先生に言われました。その後、僕は構造解析の院に行き、実際 工学<意匠 だと実感しました。

この問題難しいですよね。「意匠は適当に楽しく感覚でやっている」と、「ほんとに考えたうえ、感性に訴えかけるためにやっている」というのがパっと見分からないから、自分で納得、実感するまで多ジャンルを勉強してみて決めないと、他人の意見ではなかなか決められないとおもいます。

構造解析のゼミ行って、「さぁ、構造解析しよう!」って思ったけど、解析する必要のあるものがなかった。結局、意匠の友達と、その子が作っためちゃくちゃな作品について議論していて、意匠のデタラメをいかに最適化するか?が、課題になった。っていう体験をしたこのがあります。途中で辞めたけど。

こういう疑問が出るということは、「設計製図の課題として作品を出すか」、「建築の課題として作品を出すか」の違いが理解できていないか、自分が評価してほしいステージに作品を出していないだけだと思うので、この違いを明確にしてから、自分の出したい方向の作品を作っていくと良いと思います。

ちなみに、仙台デザインリーグやJIA等の全国卒業設計展での評価基準は「建築の課題として作品を出すか」だと思いますので、そういうところで評価されたい場合は建築の課題として作品を出しましょう。

注:僕はこの記事を通して「建築の課題として作品を出すこと」を推奨しているわけでは無いですからね!



そして、卒業設計が終わると、人によって色々あるとは思いますが、進路選択の時期がやってくるかと思います。



進路選択については、過去の記事で沢山書いていますので、それを読んでもらった方が早いと思いますが、そろそろ、学歴社会とか、大手就職した人成功者神話も、目に見えて崩れてきていることに、当たり前に気づいてくるころだと思います。



勿論、それらが悪いわけでは無く、大手に行った人は良い思いしている部分もあるでしょうし、学歴の恩恵を受けている人もいると思いますので、どちらか一方を評価するわけでは無いのですが、一般的な就職という進路選択以外にも、進路選択の成功事例が沢山出ていて、安全な選択肢が広がってきているから、それが全てでは無い事が目に見えて理解できる時代になったということだけは間違いないでしょう。



僕が昔こういう記事を書いたころは、僕にとっては明確に見えていたんですけど、まだまだ「大手就職した人成功者神話」が根強かったので、僕の進路選択は「変わっている」と言われていましたが、今では平凡で、ごく当たり前の選択になっていると思います。



ただ、じゃあ時代に乗っかって「自由にやるぞ!」とか「個人の時代だー!」とか言っても、もうそれはすでに時代遅れの発想ですので、そのもう少し先を見据えて進路を選択を考えていきましょう。



ちなみに言っておくと、僕は今後の進路選択はポジティブな方向に変わると思っていますので、この機会に一生懸命この先の働きかたとか、自分の夢とか、そういうものをしっかり考えてみて下さい。



今まで以上に選択肢も広がり、自由度も増して、豊かさの幅も広がっていますので、よく言えば誰にでも恩恵を受けるチャンスがあるということですが、それが見えない人にとっては底なし沼みたいなものです。そこだけは注意しておかないといけないですね。



まぁ、ずっと僕の記事を読んでくれているマッチョ人間たちは、これを読んで当たり前じゃんって思うでしょうし、今まで特に何も深く考えていなかった場合は、この記事を読むことで問題を浮き彫りにして良い方向に行ってほしいなぁと思います。



そして、毎回言っていることなんですけど、僕自身もいつ底なし沼に落ちるか分からないという状況だけはみなさんと同じですので、そこは注意しながら、極力油断することなく頑張っていきます。



そんなこんなで、ぐだぐだと長くなりましたが、2018年も色々とやりますし、色んな人が参加できるようなこともやっていくつもりですので、その時は是非参加してくださいねー。




それでは、



2018年も1年、よろしくお願いします!







posted by まっく at 14:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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