建築学科攻略サイト

凡人が建築学科をスムーズにクリアしようと試みるために作ったサイトです。「攻略したぞ!」という過去形ではなく、「攻略できるかな?」というニュアンスです。
正確には、建築学科(を)攻略(したい人の)サイトです。
自分が建築学科出身で、今いろいろと仕事をしている中で、実際の現場を見て思ったこと、感じたことなどを、建築学生時代の経験に絡めて書いております。
よろしくお願いいたします。
 

2018年03月07日

僕から見た建築界隈を、ちょっと誇張して書いてみた。

僕から見た建築(or学生)界隈を、ちょっと誇張して書いていてみました。



※ほんとは、こっちの記事の中に書いていたのですが、ややこしくなるので分けて記事にしました。
元記事はこっち

■ そのスープ、そろそろ個体になって食えなくなるんじゃないの?



賛否両論あるかと思いますが、僕にはなんとなくこう見えています。



本当の価値を追求するあまり、部分最適の最果てに行ってしまうと、なんとなくこういう雰囲気になってしまうような気がしますので、一旦外から見てみるのも良いと思いますよ。



それでは、本編へ・・・



外食の中でも特に人気があり、不動の地位を持つラーメン。それぞれ味・作り方が違うスープ、そして食感、麺の湯で加減等・・・。



ラーメンは奥が深い。



そんな中、時代は激化し、経済も低迷。時間と予算に追われながらもおいしくて暖かかいごはんが食べられる、



「インスタントラーメン」



の登場。



安い、早い、うまい。



インスタントラーメンは瞬く間に市場を席捲した。



そんなインスタントラーメン時代に疑問を投げかけた3体の神がいた。



ラーメンは、もっと奥深いものではないのか?お湯を注ぐだけのラーメンは、豊かな食べ物なのか・・・?



この話は、その3体の神の試行錯誤をつづった物語である。



チャー:「しかし、あれだ。最近のラーメンはインスタントばかりになったなぁ」



シュー:「そうだな。丁寧に仕込み、丁寧に仕上げるラーメンの良さをもっと多くの人に知ってほしいよな。あの奥深い味わいは、お湯を注ぐだけの手軽さに勝るものがある」



メン:「我々3体がそれぞれ、インスタントの普及に疑問を投げかけるための、ラーメンを再び考えていこうではないか。」



チャー:「うむ。まず、インスタントには手軽さがあるから、対抗するために時間を
かけてゆっくり丁寧に作っていくのはどうだ?」



メン:「それはアリだな。手がこんでる分、味に奥行とインスタントでは表現できない深みが出る」



チャー:「じゃあ、私はスープを丁寧に煮込んでみることにする。」



シュー・メン:「同意。」



チャー:「シューはどうするんだ?」



シュー:「私には、実は前々から温めていたアイデアがあって。新しいラーメンの形を再提案できないかなと思っていて。」



チャー・メン:「面白いじゃないか。ラーメンという概念を再定義するわけだな。」



シュー:「あぁ、お前らのことをびっくりさせたいから、今度試作品を作ってみるよ」



チャー・シュー:「メンはどうするの?」



メン:「私は、君たちが作った物を世に広めていくため、学校を作ろうと思っている。そこで我々が作ったラーメンを教育して、もっと良いラーメンを作ることのできる若い世代を育てたい。」



チャー・シュー:「素晴らしい!じゃあ、素晴らしいラーメンを作るためにまずはそれぞれ試作品を作っていこう」



メン:「分かった。私はチャーとシューが創作している姿をその都度見ながら、アドバイスをしながら、教育カリキュラムを組んでいくよ。」



チャー・シュー・メン:「よし!やろう!」





こうして、3体の神様はそれぞれ自分のアイデアを形にするために作業と思考に取り掛かりました。






■ チャーの場合・・・



さて、インスタントや資本主義の味に勝るために、まずは手の込んだスープを作ってみよう。仕込み時間を変えて・・・煮込み時間も変えて・・・



そういえば、作っているスープに継ぎ足し継ぎ足しスープを重ねて、濃縮しながらスープを濃くしていく手法を見た事があるぞ



よし、いったん作ってみようか・・・・



1日目、2日目・・・4日目・・・5日目・・・



おお、なかなか濃厚なスープになってきたぞ。どれどれ・・・



うん!うまいじゃないか!



よし、この調子でどんどん煮込んでいくぞ!



・・・・・



そこに、メンがやってきました。



メン「おお、すごくおいしい。いい感じじゃないか!」



チャー「そうだろ、ここからさらに煮込んで、もっとっ凝縮していこうと思ってるんだ!」



メン「よし、その調子だ!どんどん煮込んでいこう!」



そして、チャーは毎日毎日、スープを煮込んでより濃厚にしていきました。



今日より明日はもっと濃厚に。明日より明後日はもっと濃厚に。



より濃厚に・・・



そして、ついに、濃縮に濃縮を重ね、高いところから落としても割れないほどの強度を誇る岩が完成しました。



チャー・メン:「やったぞ!時間をかけて濃縮に濃縮を重ねたラーメンのスープが完成したぞ!」



・・・・・





■ シューの場合・・・




さて、ラーメンを再定義するか。



従来のラーメンは麺があって、スープがある。最近は、汁なし麺というものも出てきた。



う〜ん・・・何かいいアイデアはないものか?



そうだ!麺を細かく刻んでみよう。



なるほど、麺を刻むと、細かい穀物の粒のようになった。



あ!そうだ、これを握って塩をかけてみよう!そうすればおにぎり感覚で片手で食べられるシンプルなラーメンができる!



そこに、メンがやってきました。



メン:「やぁ、シュー調子はどうだい?」



シュー:「ああ、実は片手で食べられるラーメンを開発しているんだ!」



メン:「どれどれ・・・おお、これは斬新だ!より食べやすく、よりおいしく改良してくれ!」



シュー:「あぁ、任せとけ」



こうして、シューは来る日も来る日も、麺を刻んでは、握って塩を振ってみて、硬さや握り具合を微調整しました。



シューは途中で「おにぎりのほうがうまい」っていうことに気づいてしまったので、おにぎりよりもうまくするためにはどうしたらいいか、試行錯誤を繰り返しました。



製麺機を変えてみたり、刻んだ麺の両端を丸めて、お米に近づけてみたり・・・。



毎日たゆまぬ努力を続けていきました。



そして、ついに、本物のおにぎりに近いものが完成しました。



目をつぶって食べればほとんどおにぎりと区別がつかない。



ついに!今までになかったラーメンが完成したのです!



シュー・メン:「やったぞ!ついに本物のおにぎりと区別がつかないクオリティのラーメンが完成したぞ!」




・・・・




そして、3人は集まりました。



チャー:「私は、こんなラーメンを作った。」



チャーの手には、がちがちの岩が握られていました。



煮込み時間、手の込み具合、材料費、人件費・・・それらを加味すると、この岩ひとつに2000万円の価値がある。



シュー:「私は、こんなラーメンを作った。」



シューの手にはおにぎりと区別がつかないほど精巧に作られたラーメンが握られていました。



試行錯誤の時間、実験の時間、製麺機の導入、手間等を考えると、このラーメンには3000万円の価値がある。



そして、メンは言いました。



メン:「いやぁ、よく頑張った。こんな素晴らしいラーメンが出来た事を、私は誇りに思う。君たち二人が作っているところを記録しておいて、教育カリキュラムもできた。よし、自信をもって学校を作ろう!」



こうして、3体の神は学校を作りました。




3体の神々が、インスタント業界に立ち向かうべく、作った真のラーメンを作るための技術と思考を習得できる学校です。



そこには、沢山の生徒たちが入学してきました。



生徒A「どうやら、今までにない本物のそして新しいラーメンが学べるらしいぜ!」

生徒B「そうだな、インスタントにはもう飽きたから。楽しみだ」

生徒C「一体、どんなラーメンが作れるんだろうか・・・」



沢山の生徒がざわざわしている中、校長であるメンのあいさつが始まりました。



メン:「皆さん、おめでとうございます。今日からあなたたちにはこのラーメンを作ってもらいます!」



生徒たちの目の前に、チャーとシューが作ったラーメンがついに披露されました。



それを見た生徒たちは、声をそろえて言いました



生徒一同:「これって岩と、おにぎりじゃないんですか?」



それを聞いた3体の神は、大変驚いた表情を浮かべながら答えました



チャー・シュー・メン:「お前ら何も知らないのか?何を言っているんだ?これは合わせて5000万円の価値があるラーメンじゃないか・・・」




・・・・・




おしまい。





posted by まっく at 15:26| Comment(0) | 辛口エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月19日

トレースに関して質問が来たので答えてみました。

こんにちは。



以前、トレースをするのにおススメの書籍っていうのを紹介したのですが、その書籍をトレースすることに関して質問が来ました。



で、この質問(疑問)、僕も自分がトレースやってた時にすごく考えましたし、今になって振り返るとその疑問について色々と向き合ったから得られたものが沢山ありますので、ちょっと細かめに記事で解説しておこうと思います。



※ちなみに、以前にもトレースについて記事を書いていますので、こっちも参考にしてください。
■ トレースのすゝめ



ちゃんと取り組んでると一旦必ず考える疑問だと思いますし、今後トレースやってみようと思ってる人にとっても参考になると思いますので。



とりあえず、質問の内容がこんな感じです。



Q

”設計課題の講評会に選ばれないのが悔しく、春休みを使ってどうにかレベルアップできないかと思い、色々な記事を見てるうちに攻略ブログのトレースの記事を見つけました。
Floor Plan Manual Housing を購入して、トレースを始めてみたのですが、少し疑問に感じたことがあります。
一覧で載っている図面を一通り頭に叩き込むとのことですが、どこにリビングがあって…ダイニングがあって…のような諸機能がどこにあるのかも詳細のページを見て覚えるべきなのでしょうか?
「単語」として覚えるべき内容に図形としての要素に加えてゾーニングの要素も入っているのかお聞きしたいです。(個人的に一覧のページの少し簡略化された図面から諸機能がどこにあるのか読み取るのが難しいかったので…)”


※書籍の紹介ページはこちら



で、僕の解答なんですけど・・・



とりあえず僕がやった順番としては、



とにかく図形を「図形」として覚える → 作者が図形に与えた意味を理解する → 自分ならどう図形を解釈し、どう意味を与えるかを考える



という順番でした。



つまり、音声中で「単語を覚える」と「文脈を覚える」という解説をしているのですが、それぞれ別々にやって、それを頭に叩き込んだのち、日常生活でそれらを頭の中で繋げたということです。



本の最初の方にある一覧(目次)に載っている図面を一通り頭に叩き込むときは、ゾーニングは考えなくても良いです。どちらかというと、「変な形の図形を平面(2D)として覚える」っていう作業で大丈夫です。



目的を限定してください。



で、一通り”図形”を覚えた後、



「その図形を作者がどう解釈しているのか?」



を、別の詳細ページで学べばいいんです。
※これは、あくまでそれが正解というわけでは無く、「他人が与えた意味」として覚えれば大丈夫です。



初期の段階で図形と作者の意図を関連付けてしまうと、どうしてもそれに引っ張られて空間と用途を結びつけてしまうので、まずは頭の中で想像できる「図形」のレパートリーを増やしましょう。



図面をまじめに書いていると、どうしてもNLDK、この部屋は「LDK」この部屋は「子供部屋」この部屋は「書斎」とか決めたくなるんですけど、名前付けるとその空間の意味や用途、隣の部屋とのつながりがいつの間にか限定されてしまいますので、その繋がりや用途を限定しないためにも「図形」として覚えてみて下さい。



覚えきった後に、作者がそのボリューム(立体)に与えた意味を文章や関連図面で理解すれば良いです。そうすると、



「自分はこの図形に対してはこういう意図が見えるんだけど、この作者はこういう解釈が出来たのか・・・」



と、自分のアイデアと他人のアイデアを比較できるようになりますので。




あと、図形として覚えていると、例えば平面として覚えた時、ふいに空いた時間で



「この平面にはどういう断面が出来るんだろう?」

「この平面を、作者と違う立体の空間に起こすとどういう空間が出来るだろう?」



とか、頭の中で図形を空間化出来るようになってきます。




いきなりそうなるわけでは無いですが、慣れてくると完全に頭の中で



「この図形を立体に起こしたら・・・」

「この図形とこの図形をくっつけたらこういう図形になって・・・」



と、シミュレーションが出来るようになってきます。



で、そういうシミュレーションが出来るようになると、街歩いてる時に見かけたボリュームとか、隙間とかが自然に頭の中で立体化されるようになります。



そうすると、実際の空間が頭の中に出来て、



「その空間が現実ではどう使われているか?」

「その空間って自分はこう解釈したなぁ」

「自分の解釈と、実際の使われ方にはこういうギャップがあるのか」

「そのギャップと、このボリュームを実際に使った作者の設計にも、こういうギャップがあるなぁ・・・」




と、日常生活で色んな比較が出来るようになってきます。




すると、こういうデータが頭の中に無意識に大量に蓄積されてきますので、ふいにコンペや課題の文章読むと瞬発的に何パターンかアイデアが出てくるようになりますし、そのアイデアに実際の空間や日常生活での出来事が含まれますので、とてもリアリティが出てきて、説得力も生まれてきます。




文章で書くと、これらの作業が相当単純化されるので、



「なるほど、イケるね!」



ってなると思うんですけど、実際やってみるとこれって”慣れ”と”やった量”に比例しますので、是非大量の材料を頭の中の空間に作るつもりでトレースしてみて下さい。








posted by まっく at 18:39| Comment(0) | コンペ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月06日

質問箱で困った時の取り扱い説明書

こんにちは。



昨日(2018年2月5日)から、質問箱を再開しました。



2017年の年末に一度やってみたのですが、その時はちょっと気に入らないシステムがあったので、自分の中で色々と使えるものを組み合わせて使いやすい感じにしてみました。



■ 質問箱はこちらから





今まではメールや記事のコメント、Twitterのリプ・DMで何か質問もらって、その都度メールや記事・TwitterのDMで返していて、それはそれで楽しかったです。



ただ、1回返信するのに物凄く時間つかっていましたので、色々と時間短縮しつつ、良い感じにやりくりしてきました。



そんななか登場したこの質問箱は、とってもカジュアルにやり取りが出来ますし、僕も返信が100文字以内に制限されるのでとっても便利なのですが、どちらかというと質問される側に有利なツールだと思いますので、今回は質問箱をされる側の僕だけでなく質問した方にも有効に活用してもらえるように、あと、僕が上手く答えようと思っても文字制限の関係でうまく答えられなかった場合の補足を、先にこの記事でしておきます。



※なぜ質問される側が得するのかは、こちらの記事で解説しています。
■ 質問箱が、何故質問される側に得するシステムなのか


※文字制限の難しさ・勿体なさはこちらの記事で解説しています。
■ 制限された文字数の後ろに隠れている文字



質問箱に来た質問に文字制限を超えて回答したいと思った場合、どうしてもカジュアル感が無くなりますのでどうしたものかと思ったのですが、これは質問に関連している過去に書いた記事のリンクを載せて、その補足を100文字以内でやるっていうスタイルで行こうと思います。



そうすることで、100文字でカジュアルに回答できて、かつ詳しく掘りたい場合は勝手に掘ってもらえれば、僕としても適切に回答出来るかなぁと思ったので。



そのために、下に過去の記事のリンクを載せておきます。



100文字じゃ物足りないっていう場合は、関連性の高いものを読んで、それでも分からない場合は再度質問してください。



ただ、無理にちゃんと質問→ちゃんと回答という流れを作りたいわけでは無いので、普通に100文字で返せるものは普通に返します。




■ 参考過去記事



■ 良く来る質問をQ&Aにしてみた

■ 個人的な意見をひたすら話してみた。

■ 就活・進路関係の記事

■ コンペ関係の記事

■ 2017年末にやってた昔の質問箱のバックナンバー。

■ 建築学科攻略サイト、どんな人が読んでんの・・・??



あと、せっかく質問箱なので、質問の技術に関して昔記事を書いたことがありますので、そちらも載せておきます。僕はどちらかというと、自分1人で突き進んできたというより、色んな人に助けてもらって色々成長できたと思っています。



質問をうまくできるだけで飛躍的に成長できますので、参考にしてみてください。



■ 質問の技術と会心の一撃

■ 他人思いが結局自分を救ってくれる




それでは!

※この記事は必要があれば随時更新していきます。





posted by まっく at 17:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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