建築学科攻略サイト

凡人が建築学科をスムーズにクリアしようと試みるために作ったサイトです。「攻略したぞ!」という過去形ではなく、「攻略できるかな?」というニュアンスです。
正確には、建築学科(を)攻略(したい人の)サイトです。
自分が建築学科出身で、今いろいろと仕事をしている中で、実際の現場を見て思ったこと、感じたことなどを、建築学生時代の経験に絡めて書いております。
よろしくお願いいたします。
 

2017年07月24日

スーパーマンを解体して自分の形に組み直す

いやぁ、毎年恒例の、ブログ放置期間に入ってしまいました。



少しずつ、更新する努力をするのですが、なんせPCのキーボードの上に手を置く気力がわかず・・・。笑



普段、僕はスマホをネタ帳に使っていて、気になったことをスマホやtwitterにメモして保存して、ある程度溜まったら記事にしているのですが、メモが溜まりに溜まっている状態ですので、動かない手を無理やり動かして、とりあえず1記事更新することにしました。



最近の記事の傾向として、昔と違って直接的なテクニックとか技術について触れる記事が少なく、僕の個人的な感想とか日記みたいな記事が増えちゃったのですが、今回は・・・



はい、残念・・・



僕の日記的な記事です。



といっても、今後テクニックや技術に触れる記事を更新する予定はあまりありません。



理由は、僕の感覚的に、今の時代そういう直接的で消費期限の短いものは必要ないからです。



僕が学生時代のころは、



「コンペのレイアウト」とか、

「整ったCG」とか、

「コンセプトメイキング」とか・・・



そういう記事を書いていましたし、僕自身もそういうテクニックを実際に自分で使ってコンペでお金稼いだり、仕事とって来たりしていましたから、まだ価値がありましたが、これからはそういう小手先のテクニックを身に着けても寿命が短いのであまり意味がないかと・・・。



だから、直接目の前の結果につながるかどうかは置いといて、もう少し長いスパンで役に立ちそうな内容を意識して書くと、日記とか感想みたいな抽象的な記事になってしまいます。



抽象的過ぎてわかりにくいので、極力僕の実体験のレベルまで具体例を出して書いているつもりですが、それでもわかりにくい場合は読み直すなり、質問してもらうなりして、理解してください。



さて、今回は



人との関わり方とか、コミュニケーションの取り方で、僕がずっと実践していること



を書いてみようと思います。



僕は、学生時代、有名・無名問わずたくさんの社会人に飲みに連れて行ってもらいました。



それは今も一緒で、人生の先輩方に定期的にごはんに連れて行ってもらったり、アドバイスをもらったりしています。


今も色々と本を読んだり、映画見たり、ネットで調べたり・・・と、勉強はしているつもりなのですが、今も昔も、僕にとって一番効果のあった勉強は、先人から直接重みのある言葉でいただくアドバイスだと思います。



で、こういう場で色んな人から話を聞いて得た最大の成果は、



どんな有名な人でも、優秀な結果を残した人でも、最初からスーパーマンではなく、努力を重ねたごくごく普通の一人の人間だということがものすごくリアルに実感出来た



という事です。



ここ大事なので、さらっと読み流しされる前に2度書きしておきますが



“リアルに実感できた”



というところがとても大事ですから。



「OO君もやればできるよ〜」

「へぇ〜、僕もやればできるのかなぁ?今度やってみようテヘペロ♪」



じゃないですからね。



「OO君もやればできるよ〜」
「なるほど、この人は、今現在、僕のOO歩前を歩いている人だから、同じ位置に立つためにはOOとOOをやれば良い」




くらいリアルに実感できるということです。



最初は、自分にとって未知な人、すごそうな人、自分がなんとなく目指す位置に居る人に会うと、スーパーマンに見えるのです。



有名建築家、海外で個展を開いているアーティスト、有名企業の役員、企業の経営者、大企業の管理職、コンペでたくさん入賞している先輩方・・・



どれも、学生の時の僕からすれば未知の人々で、



「きっと才能あふれる凄い人なんだろうなぁ」



と、勝手に僕の頭の中でその人たちの人物像を描いていました。
ほんとにね、すごい人に見えるんですよ。




ただ漠然と凄く見えるんです。



けどそういう人たちに



「凄いですね!」

といえば

「すごくないですよ、普通です」



と返されることがほとんどです。(やってみてください)



しばらくは、



「とは言いながらも、謙遜(けんそん)しているだけでしょ?」



と思うのですが、丁寧に話を聞いて、(学生の身分でおこがましいのですが・・・)死ぬほど疑問をぶつけて、何度も何度も目を見て話をしていけば、ほとんどの場合、謙遜ではないということがわかります。



「この人も、自分と同じ普通の人間なんだなぁ」



と。



過去の記事や、Twitterにもよく書いていますが、何か成果を出している人達が踏んできた道のりは、普通の人が普通に踏むことのできる道のりです。



すっごい地道な1歩を、自分よりも多く踏んでいるから自分よりも先にいるだけで、決して瞬間移動、ワープ、テレポーテーションを使っているわけではなく、同じ数踏めば自分も物理的に到達できるところにいます。

※もちろん、それを逸脱した道を突き進んでいる天才もいますが、ほとんどいないですし、天才すぎて変なところを浮遊していたりするので、気にしなくていいと思います。



こちらが、相手を「才能あふれるスーパーマン」と飾り付けて見てしまっている以上、気づくことのできない感覚ですから、そういう色眼鏡を取っ払って、普通の1人の人間として話をするといいと思います。



自分が知らないものを勝手に過大評価してしまうと、自分の行動範囲を狭めますし、丁寧に相手を観察できません。



それは、対人間のコミュニケーションの場を提供してくれている相手に対しても失礼ですから、色眼鏡を外したうえで、1人の人間に対して敬意をもって接してみるといいと思います。



(僕たちの世代だけかな??)どうしても、出版物に名前が載っている人とか、テレビに映っている人とか、OO大学教授とかって肩書を見て、



「自分とは全く違う世界の人間」



と、勝手に自分で線引きしてしまう感があるのですが、それも同じ人間ですから、ちゃんと正当に機会をもって接することができれば普通に会話ができます。



もちろん、年上、年下ありますので最低限のマナーはありますよ。



けど、幻想でしかない「立場(肩書に近い意味の)」っていうのは、あまり意識しないほうが良いですし、逆に自分より立場的(肩書に近い意味の)に上だったとしても、



「“立場(肩書に近い意味の)”だけで人を説得、納得させることができる!」



って未だに思っている上の立場の人ってたぶんいないと思いますよ。いたら相当あほだと思うのであまり関わらなくても良いと思いますし・・・。



なんだかよくわからない古きよき時代の文化で、「上の立場」、「下の立場」みたいなのがあって(これって日本に色濃く見られるのかな・・・?)、これがどうもお互いのチャンスを奪っているような気がするのです。



目の前の1人の人に対して、「人としての尊敬、心配り」が無いのに、「立場・幻想に対しての尊敬・崇拝」があったところで、聞ける話なんて上っ面だけで字面のいい薄っぺらいトルティーヤみたいな話です。



そんな話聞いたところで全く意味がないと思いますので、「1人の人としての対話」を心がけて、積極的にいろんな人との関わりを持つ行動を取ると、いいことがたくさんありますよ。



やってみてください。



さて、



ダラダラとなが―い文章を書いてきたのですが、ここで僕が書いたことは



「1人の人間を1人の人間として見て、見た通り接する」



っていう非常に単純な事です。



そんなの言われなくてもわかっているよ!



って思うでしょ?



けど、これほんとに難しいですからね。



到達した後から確認するのは簡単なんです。



例えば、



コンペで1本も賞を取ったことが無い自分が、コンペで賞を取る前にコンペの受賞者から話を聞いて全然理解できなかった事でも、自分がコンペで賞取った後ならすごく良くわかるんです。



対等な立場として素直に理解できるというか、なんというか・・・



けど、受賞する前に聞くとなかなか理解できない。
※逆から言うと、理解できれば聞いた話の通り実践すれば簡単に賞取れるわけですからね。



つまり、ちゃんと話を聞けていると思っていても、案外ふわっとしか聞けてなくて、自分と相手を同じ立ち位置まで並べて、同じ人間として対話できていないということなんです。



そうなると、本来身近ですぐに実行できるようなアドバイスを聞いたにも関わらず、遠く感じてしまったり



「また今度やれば良いか!」



と、聞き流してしまったり・・・。



一人の人間と一人の人間という関係の中で言われたことであれば、すぐに実行できることでも、潜在的に意識してしまう立場や先入観が実行を先送りにしてしまうことがありますので、注意して人間関係を築いていきましょう。



今のSNSってものすごく便利ですから、昔だったら絶対にできないことがなんでもできてしまう時代です。



うまく使えばポジティブな出会いって沢山ありますし、チャンスも山ほど転がっています。



出会いのきっかけなんて探さなくても用意されているような時代ですから、あとは



「1人の人間と1人の人間の対話・関わり」



を意識できれば、自分の世界や考え方、チャンスが一気に広がっていきます。



1歩先にいる自分と同じ一人の人間に会うことで、自分が一歩先に行けるかもしれないですし、同じところにいる1人の人間(ライバル)と1歩先の人間の話を聞くことで、2歩先に行けるかもしれない。



どんなに遠くに見える人でも、そうやって丁寧に見つめていくと、地道な一歩を積み重ねている人たちです。



僕がこころからそう思えるようになったのも、色んな人に会って、色んなことを教えていただいたおかげです



今や有名建築家ですが、若いころ、大学卒業したはいいけど、最初どう行動していいかわからないから、とりあえず公務員になっていろいろ模索していたとか



コンペ沢山取っている人とかも、ちゃんと話を聞くと、だいたいの人は受賞した数の倍以上落選していたとか、出そうと思っていないコンペのことも考えていたり。



作品が評価されているように見えるアーティストでも、実は営業力が異常に高かったとか・・・



めっちゃ話がうまくて人当たりが良くて、山ほど仕事取ってくる人が、プライベートではすごくコミュ障だったり。



学生のころ、雑誌で見ていたスーパーマンでも、ちゃんと関わってみたら人間だったことが分かって、地道で遠回りに見えることをやっていくことがいかにすごい成果を生むのか実感しました。



人と関わるチャンスが沢山ある今の時代ですから、是非



自分の目標の人を見つける
   ⇓
同じ一人の人間として、ちゃんと話をする→自分の目標の人と、自分の“差”を見つける
   ⇓
その“差”を埋める努力をする
※どんな良い話きいても、最後これやらないと意味ないからね・・・



という、ポジティブなコミュニケーションを意識して実践してみて下さい。



そうすれば、スーパーマンを一旦単純化して、普通の人間にして、自分の形に組み替えることで自分もスーパーマンになれますので。



建築学生、建築関係者なら得意でしょ?そういう作業。



結構地味な意識を持つだけなのですが、びっくりするくらい早く前に進めますし、意味なく心が折れることが無くなりますので。





それでは!







posted by makku at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

コンペのプレゼンボードの悪い部分を指摘してほしいと言われたので、指摘してみた

こんにちは。



これは、元々「個人的な意見をひたすら話してみた。」という記事にUPしていたコンペのプレゼンボード添削の音声ですが、これはこれで、1個のコンテンツとして数が増えてきそうな気がしますので、とりあえずこっちの記事にまとめてみました。



ほんとは図面を公開しながら色々と話したほうが分かりやすいのですが、図面の著作権が僕に無いので、音声のみになっています。



ただ、出来るかぎり音声だけで伝わるように話しています。



■ プレゼンボードの悪い部分を指摘してほしいと言われたので、指摘してみました。その2



※送っていただいた図面は、作品として成立しているものです。学部3年の方でしたが、かなり良くできてると思います。ただ、いつも通り「悪い所を全て教えてくれ」と言われましたので、辛口で指摘しています。



■ プレゼンボードの悪い部分を指摘してほしいと言われたので、指摘してみました。その1



ブログを読んで下さっている方から、「以前コンペに出した図面を添削(悪い部分を全て指摘)してほしい」と依頼が来ました。なので、送っていただいたプレゼンボード、コンペの提案を見ながら、「もっとこうした方が良かったのでは?」というのをひたすら話しています。送っていただいたコンペのプレゼンボードは載せられませんが、珍しく人の作品に全力で意見している音声をせっかく撮ったので、載せておきます。どういうところに注目して図面を見ているか、参考にしていただければと思います。

※送っていただいた図面は、作品として成立しているもので、特に指摘しなければいけないようなものでは無かったのですが、「悪い所を全て教えてくれ」と言われましたので、辛口で指摘しています。



■ (おまけ)コンペや課題で実際に使っているテクニック




コンペや課題で実際に僕が使ってるちょっとしたテクニックを話してみました。あくまでも、トレースや分析をしたうえで聞くと、結構いいきっかけがつかめるテクニックではないかなぁと思います。




to be continued...






posted by makku at 23:53| Comment(0) | コンペ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月20日

キャパに合ったアドバイスを着実に受け取ること

※本文最後に音声・図の補足が付いています。



こんにちは



いや〜、もうすぐ新年度の始まりですね。



卒業設計が終わってから、今まで以上にTwitterやブログで、著名な人たちによる卒業設計に対する意見とか、アドバイスとかを良く見かけるようになりました。



僕も、時折便乗してツイートしてみるのですが、そんな良いこと書いてなくても「いいね」が沢山もらえますので、気持ちよくなってしまいます。



で、こういう環境を見ていてすごく思ったのは、建築界隈だけの話では無く、やっぱり、有名な人のアドバイスは、聞きやすくて心地よいってことです。



例えば



プロ野球選手が言っている「努力すれば夢は叶う」という言葉。


建築家が言っている「自分の感性で、好きなものを生み出すということは素晴らしく楽しい」という言葉。


大金持ちが言っている「墓場で1番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ」という言葉。



どれも聞いていて気持ちが良い。



素晴らしい。



「あ〜、なるほど、勉強になるなぁ!参考にしよう!」



と、思いませんか?



じゃあ、自分とそんなに立場が変わらない、身近な人のアドバイスってどうでしょうか。



親が言う「まずは、真面目にコツコツ働いて、お金を貯めなさい!」という言葉。


目の前の先輩や年上の人が言っている「人付き合いって大切だよ。ちゃんと敬語使いなよ。付き合い悪いのはダメだよ」という言葉。


学校の先生が言っている「遊んでばかりいないで、ちゃんと努力して、毎日少しずつ勉強しなさい!」という言葉。



言っていることは正しいし、その通りだと思う。でも、分かっていると思いながらも、実行できてない自分が居て、現実を見たら図星の指摘を受けているわけだから、なんとなくモヤモヤする。



「言われなくても分かっているよ・・・。面倒くせぇな。」



とか、思いませんか?



ちなみにこれ、僕が18歳〜20歳だったの時の思考回路です。



最近、高校時代〜大学の前半にかけてやっていた、過去のSNSを見つけまして。



読んでいると当時の感覚とか考えを鮮明に思い出してきて・・・。笑



とりあえず、こういう思考回路の人、結構多いと思います。
SNSでシェアされているツイートや、ネットで支持されているツイートを観察していても、そうなんじゃないですか?



有名人、著名人の「ありがたい」ツイートは、数多くの「いいね!」が付いていて、大きく拡散している。



コメント欄には



「勉強になりました!」


「とても良い言葉だと思いました!」


「参考になりました!」



と、感謝の言葉が書いてある。



かたや、その辺に居る、自分よりも1歩か2歩先の人のツイートってあまり支持されていないように思いますし、なんとなく



「お前に言われなくても分かっているよそんなこと!」



と、スルーされている。



こういう、可視化されているものを見ても、やっぱり、有名な人、社会的に権威のある人のアドバイスは、「ありがたい」のです。



聞いていて「気持ちが良い」のです。



自分と比べて、立っている位置が遠すぎる場所から叫ばれる「天の声」ですからね。
※図で表すと、こんな感じ。

1.jpg



聞いているだけで、ありがたくて気持ちが良いんです。



今居る場所で、座って聞くだけで良いから。
けど、その言葉の背景にあるものは、ぼやけてしまって全然見えない。本当はそこが重要だったりするのに。



だから、結局正確には受け取れず、表面的に気持ちのいい部分だけ受け取ってしまいます。



「なるほどなぁ〜!あの人は、あんな高い所に居るなぁ。やっぱり、高い所に居る人の言葉は、勉強になるなぁ。今は無理だけど、いつかあそこに行けるといいなぁ。まぁ、いつか頑張ろう、よし!お菓子たべよ♪・・・(*’ω’*)」



聞いているだけで、行動する必要は無いんです。座って聞いて、感動していればいいんです。



で、菓子食ってればいいんです。



それじゃあ、自分の1歩か2歩先に居る、身近な人のアドバイスはどうでしょうか?



恐らく、自分が立っている、ほんの1歩先から



「今よりも1歩先に進め!」



と言われている感覚だと思います。



なんなら、地面に座って気持ちよ〜く天からの声を聞いて、「お菓子た〜べよっ♪」って思っている状態で、急に隣から




「菓子食ってる場合か!?起きろ!動け!」



と、手を引っ張られている感覚だと思います。



身近な人からアドバイスを聞いた瞬間「一歩隣に移動しなきゃいけない」っていうとてもリアルな現実が襲ってくる。



「こっち来い!」って言われたら、ちょっと面倒くさいことすれば、そっちに行ける。



・・・面倒くさい!これが非常に面倒くさい。



今より1歩先なんて、今とたいして変わらないじゃないか!面倒くさい!



すごくリアルな現実を突きつけられている気がして、しかも行った先は、今とさほど変わらない。ちょっと先にいけるだけ・・・。



面倒くさくないですか?



だから、人はどうしても、身近な人からの「非常に現実的な行動催促」に耳をふさぎ、座ったまま聞いていられる、心地よい天からの声に耳を傾けて安心するんだと思います。



特に、今はネット社会です。



世界を動かしているような人の情報をSNSで得ることが出来ますし、成功者、著名人の発言を聞くことも出来ます。



やろうと思えば、心地いい情報だけを自分の周りに集めることが出来ます。



しかも、誰も文句を言えない、超一流ブランド情報。



「自分は、アメリカ大統領と、世界企業のCEO、有名アーティストや、芥川賞作家、売れっ子建築家の声を、毎日聞いているんだ!今の俺(私)、すげぇブラッシュアップされてるぜ!」



こうなっても、実際にやっていることを正直に観察すれば、「天からの声を座って聞いている」だけで、実際は前にも後ろにも進んでないんです。



にもかかわらず



「自分は毎日刺激を受けて、勉強している!思考が強化されている!あ〜やべぇ、脳に刺激キテるぜやべぇ!」



とか、思ってしまうんです。

※客観的な考察を書いているわけでは無くて、これは僕が若い時に、実際にやらかした失敗ですからね。笑



これでは、何も進みません。



天からの声は、確かに素晴らしいです。けど、天からの声は、天に一番近い場所からでないと、正しく聞くことが出来ないのです。



もちろん、天からの声を聞くだけで、勝手に地上の声にまで深堀りして、勝手に理解して、ほぼ自力で天に昇っていく人もいます。



けど、それはほんの一握りの人間で、多くの凡人は隣の声、せいぜい5~6歩先の声しか、正確に聞き取ることが出来ないのです。



だから、まずは自分が天の声を聞くことが出来る一握りの人間なのか、そうでないのかを確かめてみると良いと思います。



僕は、「天からの声」を、正確に聞き取れる人間ではありませんでした。



非常に残念な事実に直面しました。



だからまず、「隣の人が言っていることを聞こう」って考えました。



これは、有名人や著名人からの情報収集をあきらめたわけではありません。



「天からのアドバイスを正しく聞くための土台」



を作ろうと思ったのです。



それが、おそらく大学2年くらいの時の話です。



それから、1歩先の人が言っているアドバイスを聞き、「こっちに来い!」と言われたら、変に勘ぐらずに、素直に一歩先に進んでみる。



一歩先で、その人に追いついたら、もう1歩先の人に追いつくために、すぐ行動をする。



すっごい地味な作業です。笑



華々しいコンペの舞台で「OO賞受賞!」っていう肩書をもらってきて、みなさんからキャーキャー言われている人が、ぐにゃぐにゃのスタディ模型を作っている中、カッチカチの木造住宅の基礎が書いてある教科書を熟読し、トレースする。



実際に構造模型を作ってみる。詳細図も描いてみる。組織設計出身の実施図面の先生に見せると「クソだ!」と言われて描き直す。



演習課題では、



「建つことなんて考えなくていい。もっと大きくアイデアを考えろ!」


「もっと社会に何かを問うような作品を作れ!」



と、言われる。



周りの同級生を見たら、「発泡スチロールを感性のおもむくままに削ってみた」みたいな模型が「いいね、面白いよ」「可能性あるよ!」と、評価されている。



けど、とりあえず、まずは1歩先に進んでみる。1歩進んだら、また地味に1歩先を目指す。1歩先を追い抜くことだけを考えて、地味に前進する。



ずっとこの繰り返し・・・・。



クソみたいに地味。で、今も地味・・・。笑



そんなこんなで20歳の時からもう7年経ったんですけど、今振り返ってみると、当時思ってたより先に進んでるではあ〜りませんか。



僕が「とりあえず1歩先を目指そう」って思った時(20歳の時)の心情って、ほんとに真っ暗だったと思います。それは、過去の日記読み返してみたら良く分かります。笑



「何やったらいいの?」

「この先どうなるの?全然わかんねw」

「1歩前にいるやつが、こっち来いって言ってるけど、1歩先なんて今とかわんないから、モチベーションあがらないなぁ」



と。



ずっと半信半疑で暗闇を歩いてる感じです。



けど、今から振り返ると、ちゃんと目の前の1歩を踏まえてきたおかげで、今そこそこの生活が成り立っている。



高校辞めて大学入ってすぐ、僕は1級建築士を取って、一流企業に就職して、40歳くらいで一流って呼ばれる給料もらって・・・と、自分の未来を想像していました。



19歳か20歳の時だと思います。



そんなに進んでいないかもしれないけど、20歳の時に「遠い目標」と思ってたところくらいは、今全然通過している。



結局時間もそんなにかからなかった。



もちろん、現状に満足しているわけでは無く、今も1歩先、それが出来ればまた1歩先と淡々と進んでいくつもりなんですが、面倒くさいこと、目をそむけたくなる事をやってきて、それが報われている感覚はあります。



あと、20歳の時と比べれば、明らかに天に近づいていますので、天からの声も、当時と全く違って聞こえる。



当時言われた



「建つことなんて考えなくていい。もっと大きくアイデアを考えろ!」

「もっと社会に何かを問うような作品を作れ!」




これらの言葉も、今聞くと昔以上に深く、複雑に、そして繊細に聞こえてくる。



だから、1歩となりに居る人のアドバイスを聞くのと同時に、天からの声もだんだん近くなってくるので、1歩の歩幅が大きくなる。



最初の数歩で進む距離なんて相当地味ですが、着実に隣へ、1歩先へ移動していくことで、確実に先に進みますし、1歩を何歩も経験すると、慣れてきて歩幅が大きくなりますので、進む距離が指数関数的に大きくなっていきます。

※歩幅の広がり方に個人差はあると思いますが、気にしなくていいです。



人それぞれ、自分のキャパに合ったアドバイスがあります。



ネット社会ですし、大学の垣根もなくなりつつありますので、ほんとにいろんな情報に触れると思いますし、いろんなアドバイスを受けると思います。



アドバイスはアドバイスで聞けばいいんですが、「気持ちのいい声」だけに逃げることなく、隣からの地味でうるさいアドバイスにもしっかり耳を傾けてみて下さい。



「うわ面倒くせぇ・・・」



って思うでしょ?



こう思ったら、1歩先がすぐ近くにあるってことですから。



だから、座っている重い腰を上げて、その面倒くさいことをこなすだけで、1歩先に行けますので、今すぐ行動しましょう。



本当に目標があって、やりたいことがあるなら、地味に、丁寧に、目の前の面倒くさいことを片付けていきましょう。



裏技を探すよりも、天の言葉を聞くよりも、よっぽど早く着実に進むと思いますので。



今回は補足の音声解説も付けています。


■ 音声解説




自分のキャパに合ったアドバイスを聞き、自分のキャパを超えたアドバイスを聞ける環境を構築することについて解説しています。








posted by makku at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


建築学科攻略サイト 公式CM